ボルト締結工具類のカスタマイズ

現在、機械や構造物の設計は小型化の傾向になり、工具を配置するためのスペースは必ずしも考慮されない傾向です。そのため通常のトルクレンチでアクセスできないようなボルト締結箇所においてHYTORCの油圧式ボルト締結工具は役立ちます。油圧トルクレンチはコンパクトな形状ですので狭い箇所のボルト締結作業では重宝されます。

これらの事からわかるようにボルト締結作業を行う上でスペースの問題は一般的かつ深刻です。これは作業者の安全の確保とトルク締めの際のトルク精度の確保という点で大きなリスクをもたらします。反力受けを用いてしっかりと反力を取らないと締め付けトルクの精度のばらつきが大きくなるなどのリスクがあります。実際よりも低いトルクしか出ていないと緩みの原因にもなります。

HYTORCは55年以上にわたるボルト締結工具の開発経験があり、あらゆるボルト締結作業の課題を解決してきました。私たちのエンジニアチームが可能性を示します。ボルト締結作業の最大70%は工事が終わる前にすでに決定されています。したがって早い段階でコスト削減の選択肢を検討します。作業者はコスト削減のためにボルト締結工具を慎重に検討する必要があります。適切な製品を賢く使用することでコストを削減します。

専門的かつ革新的な解決策をご提案

お客様のニーズを読み取り、どこよりも先駆けて新たな開発を行うオフェンスエンジニアリングはユーザー様のニーズと革新的技術がかみ合ったときに達成されます。当社のエンジニアリング部門は効率性を追求する経験豊富で聡明な人材で構成されています。何かを改善できる場合、私たちはその方法を知っています。お客様や経験豊富な同僚との綿密な協議が鍵となります。私たちはフィッティングの問題、人間工学、安全性、時間の節約、(再現性のある)精度の向上といった分野の解決策を設計します。解決策の例は次のとおりです。

  • 重要な組み立てのための軽量反力受け
  • 風力タービンを素早く簡単に設置できる反力治具類
  • 海上の困難な状況でも確実に機能するポンプのご提案
  • 特殊なボルト締結手順のプログラミング
  • 関連する変数を登録するデータ管理システム

最高レベルの生産性向上のために、HYTORCは最適なボルト締結方法をあらゆる角度から検討し最も効率的な解決策をご提案いたします。ボルト締結箇所のサーベイはもちろんですが共有CADファイルなどの現場での調査の後、当社のエンジニアリングチームがお客様の業務に適した解決策を設計します。設計が完了すると耐久性と寿命を保証するためにFEA解析やその他のコンピューターストレステストが実行され、適合性と動作をテストするために3Dモデルが作成されます。設計が完成したら、最終製品は負荷をかけて徹底的にテストされます。

一般的にボルトとナットのコストはボルト締結作業コストの約30%しか占めていません。残りのコストは組み立て作業に起因します。より軽く、より速いボルト締結工具を使用することで、組立時間、ひいては組立コストを大幅に削減することができます。特にボルトのサイズが大きくなればなるほど反力を如何に取れるかが重要になります。

設計エンジニアが組立面にも注意を払うことで、迅速で安全な作業が可能になります。当社のエンジニアリングサポートは開発プロセスにおいて積極的にお客様をサポートします。また、反力受けが不要になる反力ワッシャーについても材質の変更や形状のカスタマイズなどが可能なラインナップが存在します。また、通常の六角ナット以外にも六角穴付きボルト(キャップボルト)に対しても反力ワッシャーは使用する事ができます。

PEGグループについて

PEGグループ(Productivity Enhancement Group) は25名以上からなるグループで日本を含む世界中に配置されており経験豊富なコンサルティングチームです。各自はある特定の産業界、例えば、オイル・ガス、風力、鉱業、軍事、原子力、輸送、石油化学といった産業を担当しています。PEGの取り組みはハイトークのボルト締め技術が顧客に大きな利益を提供するように支援することに向けられています。

例を挙げて説明しましょう。ある工場内での特定プロジェクトで当社製品の実用化がうまくいった後にPEGチームは、その技術が他のプロジェクトに用いた場合にもたらすことのできる大きなコストと時間削減の可能性を指し示すことができます。

側面があまりにも狭い箇所などには通常のソケットではなく肉薄ソケットを使用したり駆動軸一体型ソケットを提案する事もあります。駆動軸一体型ソケットは高さ制限がある箇所で有効に働くケースがあります。尚、肉薄ソケットの耐久力は通常のソケットよりも低いので注意が必要です。

近年、ユーザーの抱える課題はより多様化してきておりデジタル領域の分野まで及んでいます。そのため当社はデジタルツールも工具の一部と考えておりデジタル技術への投資には積極的に取り組んでいます。

データ管理やQRコードを用いた作業効率化、ソフトウェア制御による複雑なボルト締結手順のプログラミングなどあらゆる課題を解決できる製品の開発を行っております。これらの製品は当社のボルト締結工具は購入前に必ずご試用いただいております。そのため以下のソフトウェア(アプリ)も無料にてご試用いただけますのでご興味あるお客様はお気軽にご連絡下さい。

このアプリは当社の工具がないと使用する事はできませんのでご注意ください