事例:HYTORCの油圧トルクレンチSTEALTHで作業効率と精度を大幅改善

プレート式熱交換機の複数台同時締結

インドネシアのある企業では熱交換器のボルト締結をより安全で正確に行う方法を必要としていました。従来は4人の作業者がそれぞれ手動のトルクレンチを使って作業しており、時間がかかりコストも高い非効率な方法でした。そこでハイトーク(HYTORC)の油圧トルクレンチ「STEALTH」が導入され、状況は大きく改善されました。

課題:安全性・効率・精度のすべてに問題

1. 非効率で時間がかかる作業

  • 4人で同時に締める必要があり、調整が非常に難しい
  • 作業に時間がかかり、人為的ミスも起きやすい
  • 熟練作業者が4人必要で、人件費が高い

2. 高い安全リスク

  • 高トルク作業は身体への負担が大きい
  • 疲労やケガのリスクが高い
  • 作業者同士の連携ミスが事故につながる

3. 精度と再現性の不足

  • 手作業では締め付けのバラつきが発生
  • ガスケットの圧力が均一にならず、漏れの原因に
  • 再作業や設備トラブルのリスクが高い

解決策:STEALTH工具+Simultorcシステム

HYTORCは油圧トルクレンチ「STEALTH」と油圧トルクレンチの同時締結システム「Simultorc」を組み合わせた新しい方法を導入しました。


導入効果

1. 作業効率が大幅向上

  • 1人で4台の工具を同時操作可能
  • 作業時間を大幅短縮
  • 人件費削減

2. 安全性の向上

  • ハンズフリー作業で事故リスクを低減
  • 挟み込みや疲労の危険を大幅削減
  • メンテナンスも少なく安全性が安定

3. 高精度な締結を実現

  • 4本のボルトを均等・同時に締結
  • ガスケットが均一に圧縮される
  • 漏れを防ぎ、設備の寿命が向上

導入前後の比較

導入前(手作業)

  • 作業者:4人
  • 安全リスク:高い
  • 作業速度:遅い
  • 精度:バラつきあり
  • コスト:高い

導入後(STEALTH+Simultorc)

  • 作業者:1人
  • 安全リスク:大幅低減
  • 作業速度:大幅向上
  • 精度:高く安定
  • 生産性:大幅改善

まとめ

油圧トルクレンチSTEALTHは単なる工具ではなく、安全性・効率・品質を同時に高める重要な投資となりました。熱交換器やフランジ締結で「遅い・危険・精度が低い」といった課題を抱えている企業にとって、非常に有効なソリューションです。

この記事を書いた人

ユネックス合同会社編集部は産業用ボルト締結工具メーカー「ハイトーク(HYTORC)」の日本法人であるユネックス合同会社が運営する技術情報メディア「ハイトークナビ」の編集部です。トルクレンチ、トルク管理、ボルト締結、軸力、ねじ・ボルト・ナットなど、締結作業に関する情報を中心に発信しています。

ユネックス合同会社は、油圧・電動・空圧式のボルト締結工具の販売・レンタルや、ボルト関連製品を取り扱っています。編集部では、HYTORCの製品・技術資料や取扱説明書に加え、JIS・ISO等の規格、公的機関・業界団体の資料なども確認し、技術的な正確性を重視して記事を制作しています。専門的な内容をできるだけ分かりやすく整理し、ボルト締結やトルク管理に携わる方の課題解決に役立つ情報を提供することを目的としています。