反力ワッシャー、バックアップワッシャーの取り付け方法について説明します。誤った取り付けをしてしまうとハイトークワッシャーシステムがうまく機能しませんので正しい取り付け方法を実行して下さい。
供回りを防止するバックアップワッシャーは背面側にナットが存在する通しボルトで使用する製品です。埋め込み式のボルトには背面側にナットが存在しないためバックアップワッシャーは使用できません。反力ワッシャーはソケットを被せる側のナットに入れるワッシャーです。
手順1:
ボルト等を確認する
ボルト、ナット、ハイトークワッシャーが正しく組み立てられないような欠陥がないことを必ず確認してください。
手順2:
ボルトを締結箇所にセットする
ボルト穴にナットを通します。その際に前後それぞれに六角ナット2-3個分の十分な長さを確保してボルトを設置します。
手順3:
バックアップワッシャー取付
フランジ後部のボルトにハイトークバックアップワッシャを取り付 けます。
手順4:
背面に六角ナットを仮締めする
フランジ後部のボルトに六角ナットを取り付け、手でしっ かり締め付けて下さい。バックアップワッシャーに最低限度の圧がかかっていないとバックアップワッシャーがうまく機能しません。
手順5:
反力ワッシャー
ハイトークの反力ワッシャーをフランジ前面のボルトに合わせます。
手順6:
反力ワッシャー注意点
反力ワッシャーのローレット加工されている面をフランジ面に、平らな面をナットに向け、ボルトの上に取り付けます。
手順7:
ナットが自由に動く事を確認
フランジ前面のボルトに手で触れて、ナットが自由に動くことを確認する。
手順8:
ネジ山に重滑剤を塗る
取り付けに必要なK-Factorを達成するために、適切な潤滑剤を選択します。ボルトの露出したネジ部に潤滑剤を塗布します。
手順9:
ナットの裏面に潤滑剤を塗布
重要!ワッシャーのフランジまたは斜面側に潤滑剤を塗布しないでください。そうしないと、ワッシャーは反力機能を提供しません
ナットを手でしっかりと締め付けます。
ソケットをナットとワッシャーの上にセットします。ドライバが金具に完全に噛み合っていることを確認し、仕様通りに締め付けます。
ハイトークワッシャーは正しい方法で取り付けないと機能しないのでもしも少しでもわからない事などございましたらお気軽にご連絡下さい。緩める際もかじり対策として利用されたい場合は反力受けを使用せずに当社のワッシャー専用ソケットをご利用下さい。