WIND EXPO[春]2025第15回風力発電展出展のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、HYTORCは2025年2月19日(水)〜21日(金)に開催される
WIND EXPO[春]2025第15回風力発電展に出展いたします

出展のご案内はこちらをご覧ください。
【期間】2025年2月19日(水)〜21日(金)
【会場】東京ビッグサイト東展示場
【弊社出展ブース】決まり次第お知らせいたします。

第15回風力発電展「WIND EXPO【春】」は風力発電に関する国際展示会です。この展示会では風力発電関連の部品や駆動装置、施工、輸送、解析・計測技術、洋上風力技術、メンテナンスサービス、大型および小型風車などが出展され、最新技術や製品が紹介されます。また、関連業界のビジネス関係者同士の商談やが積極的に行われる場でもあります。今後、特に洋上風力マーケットが急速に拡大を見せております。

日本の洋上風力発電市場の現状

    政策と目標として日本政府は2030年までに再生可能エネルギーの割合を36-38%に引き上げる目標を掲げています。洋上風力発電はその中核的な役割を果たすと期待されています。さらに2050年のカーボンニュートラルを目指す長期的なビジョンにおいて、洋上風力発電の導入は必須とされています。

    政府は2030年までに約10GW(ギガワット)の洋上風力発電能力を目指し、2040年までには30GWから45GWを達成する計画を立てています。主なプロジェクト 日本国内ではいくつかの大規模な洋上風力プロジェクトが進行中です。これには秋田県や千葉県などが主要な地域となっています。

    秋田県の洋上風力発電プロジェクト

    秋田県沖では日本初の大規模洋上風力発電所が2022年に稼働を開始しました。このプロジェクトは、総発電量140MWの規模を持ち、秋田港と能代港の沖合に設置されています。

    千葉県銚子沖のプロジェクト

    銚子沖では商用洋上風力発電所の建設計画が進行中で、将来的にはさらに多くの風力発電所が設置される予定です。

     

    洋上風力発電には大きく分けて「固定式」と「浮体式」の2種類があります。固定式は浅瀬に風車を直接海底に固定する方式で、これは主に水深50メートル未満の場所で用いられます。 浮体式は水深が深い場所でも利用でき、風車を浮かせて設置する技術です。日本の海域は急激に深くなるため、浮体式の技術開発が特に重要視されています。

      展望

      今後、以下のような動向が日本の洋上風力発電市場を活性化させる可能性があります。

      国際協力と投資: 欧州の風力発電市場が成熟しているため、日本企業と欧州の大手企業の連携が増加しています。これにより、海外の先進技術を取り入れ、日本市場でのコスト削減や効率化が進むことが期待されています。

      地域活性化: 洋上風力発電は地域経済にも貢献する可能性があり、特に地方の雇用創出や新たな産業の育成に寄与することが見込まれています。

      新技術の開発: 浮体式風力発電の技術開発が進むことで、日本のような水深の深い地域でも効率的な発電が可能になるでしょう。これにより、さらに多くの海域で風力発電所を設置できるようになります。

        まとめ

        日本の洋上風力発電市場は再生可能エネルギー政策の一環として重要な役割を果たしつつあります。特に日本の国土は狭く、平地が少ないため、陸上に大規模な風力発電設備を設置することが難しい環境にあります。そこで、周囲を海に囲まれた日本にとって、洋上風力発電は発電量を拡大しつつ、土地利用を抑える有力な選択肢となっています。

        当社も日本の洋上風力発電マーケットに注力していきます。この展示会は風力発電分野における技術革新やビジネスチャンスを求める企業にとって重要な機会で特に再生可能エネルギーへの関心が高まっている中で、大きな注目を集めています