油圧トルクレンチMXT+の特徴

油圧トルクレンチMXT+は従来のMXTの機能に加えて同軸状反力駆動軸、自動解放機能、サイクルカウンター内蔵などの最新かつ高度なテクノロジーを組み合わせています。再現性の高いパフォーマンスを実現するために高強度の素材で作られています。

同軸状反力駆動軸と後部反力受け機能を組み合わせることで、現場で油圧トルクレンチを柔軟に構成できるようになり、2つの別々のツールの必要性が1つの単一ツールに置き換えられます。MXT+は標準ソケットのほかにハイトークワッシャーおよびハイトークナットと互換性があり、安全、簡単、正確な機械的張力調整を実現します。

自動解放機能と新しいクイックカプラーにより作業効率が向上しています。工具に内蔵されたサイクルカウンターは工具の校正確認に役立ち、お客様は最高のパフォーマンスと工具寿命を延ばすための予防メンテナンスのスケジュールを立てることができます。

  • リバーシブル四角駆動軸=締め付けモードと緩めモードを素早く切り替えることができます。
  • ユニシーベル=調整可能なカプラーにより、工具やホースの配置に最大限の自由が得られます。
  • 同軸状反力スプライン=横荷重を軽減し、トルクをより均一に適用します。

油圧ポンプと併用した場合の工具のトルク精度は±3%です。校正されたゲージを使用すると工具のシステムの精度が向上します。油圧トルクレンチMXT+には幅広い反力受けオプションが用意されています。以下の画像は油圧トルクレンチMXT+の標準タイプの反力受けを示しています。

MXT+の各種反力治具

A=クラブナットフィクスチャー、B=WTCT反力フィクスチャー、C=ローターテーブル反力受け、D=アルコアーム、E=後部反力受け、F=後部反力スリーブ、G=反力スリーブ、H=六角駆動軸ドライブ、I=ハイトークナットドライブ、J=ハイトークワッシャードライブ、K=標準反力受け、L=トラックパッドフィクスチャー