当社の油圧ポンプをお使いになる方はあらゆる損害を未然に防止するためにお守りいただく事は以下の通りです。圧力をかけている際に使用方法等を間違うと大怪我につながるリスクがあるため必ず目を通して下さい。
電源プラグ、電源コード、コンセントについて
- 感電の原因となりますので濡れた手で電源プラグを抜かないで下さい。
- 電源プラグをコンセントに差し込む際は確実に根元まで差し込んで下さい。差し込みが不十分な場合、 感電や火災の原因となります。
- 傷んだプラグやゆるんだコンセントは使わないで下さい。その場合は修理をおこなう必要がありますので当社にご連絡下さい。
- コンセントは定格を超える使い方をしないで下さい。
- 誤った電圧で使用すると発熱による火災.感電や故障の原因となりますので十分にご注意下さい
- 1つのコンセントでポンプ以外の複数の機器を接続する場合は電圧降下の恐れがあります。電圧が降下した状態で使用すると発熱による火災や故障の原因となります。
- 電源コー ドや電源プラグを破損するようなことをしないで下さい
- コンセントから電源コードを抜く時は必ず電源プラグを手でつかんで抜いてください。
- コー ドを傷つけたり、 加工したり、 熱い器具に近づけたり、 無理に曲げたり、 ねじったり、 引張ったり、 重いものを載せたり、 束ねたりしないでください。傷んだまま使用すると感電、ショ ー ト、火災の原因となります。
油圧ポンプの安全な使用について
油圧ポンプを安全に使用するためにはお近くの当社日本支店やその他協力会社の指導員から使用方法に関するトレーニングを受けていただく事を推奨いたします。ただ、エリアによっては指導員の派遣が難しい地域もあるのでその都度相談下さい。
安全な服装と保護用具を着用する
当社の油圧ポンプを使用する場合は必ずきちんとした服装で取扱い、ヘルメットや保護眼鏡、安全靴、安全手袋を必ず着用してください。また騒音の大きい場所では耳栓、粉塵の多い場所では防塵マスクを併用してください。
絶対に分解・改造をしない
当社の許可なく油圧ポンプの改造や分解をおこなう事でポンプが発火したり、 異常な動作により火災やけがの原因となります。また、油圧ポンプを改造されると保証の対象外となります。
異常時は使用を止めて電源プラグを抜く
油圧ポンプの使用中、 異常な音をきいたり焦げ臭いにおいなどがした場合はすぐに運転を停止して電源プラグを抜いてください。火災や感電、 けがの原因となります。
メンテナンスの際は必ず電源プラグをコンセントから抜く
メンテナンスやお手入れの際は、 不意に動作してけがをしたり感電の恐れがありますので必ず電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。油圧ポンプを使用しない時や保管する際は必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
ポンプの仕様に合った機器以外は接続しない
ポンプの最大許容圧力が接続してお使いになる他の油圧機器の許容圧力以下であることを確認してください。
使用する前に取扱説明書を読み注意事項を理解する
ご使用前に取扱説明書をすべてよくお読みの上、 指示に従って正しく使用して下さい。使用する際は油断しないで十分注意して作業してください。 取り扱い方法や作業の仕方、 周囲の状況や他の人などを十分注意して、 慎重に作業してくださ い。 常に常識の範囲で細心の注意を払ってください。
油圧ポンプの設置について
油圧ポンプを使用する場合は必ずポンプの重量に耐える安定した場所に水平になるように設置してください。不安定な場所や傾斜のある場所に設置すると落下やけがの原因となります。また、ポンプを使用設置する周囲には作業者と他の人が危険となるような火気、熱源、腐食性ガスや引火物がないようにしてください。
夏季の使用上の注意
油圧ポンプを夏季に屋外で使用する場合は直射日光を避けるなど温度上昇しにくい場所に設置してください。
ポンプ内の油圧作動油の温度上昇によりポンプで十分な機能が得られない事により事故やけがの原因となったり接続した油圧機器の能力が出ない恐れがあります。屋内の場合は周囲の設備などの影響により屋外よりも環境温度が高くなる場合がありますのでポンプの温度を下げるようにしてください。
極寒冷地での屋外使用での注意事項
極寒冷地でポンプを使用する場合、始動時に作動油が低温によって適正な粘度よりも増加し、ポンプや接続した油圧機器の動作や能力に支障が生じる恐れがあります。温度に対する粘度変化の少ない作動油か屋内で保管している作動油に交換してください。
その他の注意事項
ハイトークの油圧トルクレンチは安全に作業が出来るよう設計されておりますが非常に強力な工具です。 以下の注意事項も必ず守ってください。
- 作業場は常にきれいに整頓しておいて下さい。
- 防爆エリアでは電気式ポンプを絶対に使用しないで下さい。 エアー駆動式ポンプをお使いください。
- 作業者以外、 ポンプやコード、 接続した高圧ホースに触らせないでください。
- 作業者以外作業する周囲に近づけないでください。 周囲に他の人がいないことを確認して下さい。
- 油圧ポンプを無理して使用しないでください。 ポンプの能力に合った速さで作業してください。
- ポンプを移動する際は必ず運搬用ハンドルを持ってください。
- 接続した油圧ホースやリモコンのコードを乱暴に扱わないでください。
- 油圧ホースを接続したまま移動するとねじれや引っかけの原因となりますので外してください
- 破損した油圧ホースは使用しないでください。必ず交換して下さい
- ポンプを使用する前に破損がないか十分に確認してください。
- 油圧ホースを接続する際はカプラが十分にポンプ側に接続されていることを確認して下さい。
- 油圧ポンプと油圧ホースのカプラ内にゆがみや傷および異物がないことを確認してから使用して下さい。